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2012年10月02日 (火) | Edit |

フォーゴトン・レルムの闇は深い。闇に輝く星々ですら呑み込む程に。
これは、その闇を払った冒険者たちの、伝説の一節である。

今回の物語は、インピルターのニュー・サーシェルが舞台だ。
拝金主義とデーモン崇拝に侵されたこの街で、奇妙な事件が起こっていた。

D&Dキャンペーン フォーゴトン・レルム英雄譚
第4話 「怪盗からの招待状」


――お宝は、誰の手に?




◆オープニング◆

 クローバー号を降り、ニュー・サーシェルの町に宿を取った一行。
その食堂で今後の予定を決めていると、衛兵がやってきた。
「海賊退治の報奨金を出すので、領主の館に来て欲しい」という事で、一行は仕方無しに行く事にした。
行く前に、宿屋やアイウーン神殿で情報収集を行ったが、領主ボールドはこの街の真の主である商人たちの組合の傀儡のようなものだ、という噂ぐらいしか聞けなかった。
 ボールドの館では、ボールドがまず一行に海賊退治の礼を述べ、報奨金を渡した。(これは今回のレベルアップでもらえるお金の一部である)
そしてその腕を見込んで、頼みがあるという。

スチュアート:やっぱり来ましたよ
イニエスタ:我々、急いでるんですがねぇ…。

 ニュー・サーシェルには現在、怪盗がいるという。
いくつかの商家がすでに被害にあっていて、昨日ボールドの館に予告状が届いた。

 「お宝をいただきに参上致します

という簡潔な文章で、エルフ語で「闇からの使い」というサインが書かれている。
予告状が来て1~2日で襲われるというから、今晩は様子を見てみようという事になった。



◆ミドル◆

 夜まで情報収集に励んだ所、いくつか分かった事がある。

衛兵の詰め所での話…今までに予告状が来て盗みにあったという事件が4件あった。
 1件目:商人の蔵から宝石類(商売品)
 2件目:冒険者の店から魔法の腕輪
 3件目:美術館から絵
 4件目:金鉱の倉庫から現金
護衛の中には殺された人もいる。また、現場には大型の猫科の獣の足跡が残されていた。
また、最近は予告状のない普通の窃盗・空き巣も増えている。

盗品屋で分かった話…宝石と絵は売られている。売りに来たのは別人だった。
 最近は盗品の扱いも増えたが、マジックアイテムの扱いは増えていない。

盗賊ギルドで分かった話…ギルド員ではない盗賊がいる。“闇からの使い”もギルド員ではない。
 ここのギルドはたるんでいる(笑)

領主の館で調べた事…館に盗みに入る侵入経路を2ヶ所に特定した。
 勝手口か、庭から入ってくるであろうと推測。
 翌日にある、貴族が来てのパーティーに合わせて来るのではないか。

スチュアート:こんな時にパーティーやるのか! 延期するか、取りやめるかしろよ。
GM:そういうわけにもいきません。この国は現在、王様が死んだ後に王権が崩壊して、無能な貴族会議が政治を掌握しています。その貴族の機嫌を損ねるわけにはいかないのです。
スチュアート:怪盗が来る方がよっぽど機嫌を損ねそうだが?
GM:ええ、だから怪盗が来たと気付かれないか、或いは貴族に戦闘を見せてやるかですね。危なくない場所から戦闘を見るのは、貴族の好む所です。

 1日だけと言っていたが、成り行きで翌日。
貴族3名と従者たちが到着し、パーティーが始まる。
メイド、執事、執事の奥さん、貴族、従者とも、怪しい人物はいないことを確かめ、スチュアートは勝手口に一人で張り込み、イニエスタは庭で待ち伏せ。
アーケンラーヴは〈隠密〉技能を持たないし〈知覚〉も低いので、パーティー会場であるホールで鎧の置物のフリをしていた。(同じくケイティはその影に隠れている)

 そして夜、パーティーが終わった後。
イニエスタが庭に侵入しようとする人物に気付く。
相手はイニエスタが茂みに隠れている事に気付いていない。
スチュアートに合図を送り、アーケンラーヴにテレパシーで伝える。
“闇からの使い”はドラウで、ホールに侵入し、アーケンラーヴとケイティに気付く。
二人が自分に接敵してきた所で、クラウド・オヴ・ダークネスを使用し更に屋敷の奥へ。
階段まで進んだ所でスチュアートが追いつき、周囲を探った所、ドラウの側に見えない獣がいる事に気付いた。(ケイティとアーケンラーヴは〈知覚〉が低くて気付かなかった)
それはスペクトラル・パンサーで、透明になったり非物質的になったりできる獣だったが、スチュアートの“ノックアウト”からのとどめ攻撃であっけなく消滅。
相棒が殺された事にショックを受けたのか、ドラウもその後あえなくお縄となった。

GM:あぁ、ねこが死んだのに自分は逃げれもしないなんて。滝の涙を流します。
イニエスタ:ただの猫好きになってきたぞ!

 彼の話を聞くと、彼はマーフィーという人物に「囮として動くように」と命令されて働いていたということ。
夜にアジトに行く以外の連絡方法はない。
アジトは裏通りの民家で、合言葉「くもりの日は」「(相手)傘はいるか?」「要らない」であること。
 怪盗を首尾よく捕らえた一行に、貴族たち(2階から見ていた)もボールドも大喜び。
ボールドは、“ポーション・オヴ・クラリティ+2”(振り直しポーション)10本セットを褒美に贈った。

 翌日、ドラウを盗賊ギルドに引渡し、スチュアートとイニエスタの二人でアジトを下見に行った。
外から確認した所、中には人の気配はない。
また、覗き窓があるので、合言葉が分かっても奇襲できる可能性は低い。
ケイティとアーケンラーヴは道の外で待機していたが、結局スチュアートが鍵を開き、突入した。
中には誰もいない。
家捜しした所、手紙などが出てきた。
 マーフィーは、ドレーンという同士と共に、デーモン崇拝をしている。
“闇からの使い”であるドラウに囮をさせつつ、デーモンを召喚する儀式に使うマジックアイテムを盗んだり、生贄を攫ったりして儀式の準備を整えてきた。
数日後に迫った貴族会議の議場をデーモンに襲わせるため、そろそろ召喚の儀式を行うべく、山に向かっている



◆クライマックス◆

 「1日だけ」って言いながら、もう引き返せないところまで深入りしてしまった一行は、山へ向かった。
ちなみに今回、リリアはボールドの家に置いてきている。
 山を開いた場所に儀式の祭壇を設置して、四人の男(下っ端らしい兵士)が見張りに立っている。
しばらくすると、二人の男に縄打たれた少女がやって来た。
三人は祭壇の前まで進み、マーフィーがデーモンを呼び出す宣言をし、生贄に剣を振り上げた所で、

スチュアート:そこまでだ!
GM:ぬぅ、何奴!?
スチュアート:…って言わずに不意打ちしよう!

 不意打ちの対抗判定に、敵側は1やら低い目やらを連発。
アーケンラーヴ以外の三人が不意打ちを行える状況だ。
ここのイニエスタのツイン・ストライクで雑魚とドレーン(データ的には雑魚)が次々と倒れ、次ラウンドにスチュアートのクリムゾン・ストライドがマーフィーにヒット。
これは敵と一緒に5マスの瞬間移動を行うパワーで、遠距離攻撃型のマーフィーには大変厳しい一手となった。
すぐさまアーケンラーヴに接敵され、移動を封じられた上でひたすらフルボッコにされた。(ちなみにその間に生贄は少し離れた場所まで逃げている)
防御値は高く、攻撃力も高いが、HPは低いマーフィー。
ノックアウトコンボであっさりと戦闘不能になった。

 そしてマーフィーは倒れ際に叫ぶ。
「私とドレーンの命をくれてやる! 目覚めよ、ゴリストロ!!
彼は自ら命を絶った。
すると祭壇に大きな影が現れる。
超大型の近接攻撃型デーモン、ゴリストロが出現した。
ゴリストロはひたすら攻撃力が高く、接敵してきた敵に反撃をしたり、重傷中は近接攻撃に反撃したりする強敵だ。
防御値もそこそこ高く、命中値は相当高い。
接敵したケイティとアーケンラーヴが、かなりHPを削られた。
(マーフィー戦で色々使い尽くしたスチュアートは、長い間雑魚と戦っていた)
だが、アーケンラーヴのボーン・クラッシャーで10点の脆弱性を付けられた後、イニエスタの連射を受け、一気に死亡近くまで持って行かれる。
最後はロボの一撃で倒れた。
ボーン・クラッシャーのセーヴに失敗した時点で、ゴリの命運は尽きていたのだ。



◆エンディング◆

 マーフィーが途中まで乗ってきた馬車を接収して、生贄の少女と共に一行はニュー・サーシェルに帰って来た。
盗賊ギルドやアイウーン神殿に報告する。
(この街のアイウーン神殿は、裏の仕事は情報収集以外やっていない。知識を集めるという事で、色々知っているだけ)
マーフィー、ドレーンと繋がっている商人からデーモン崇拝者を調査するようギルドには言ったが、

GM:ギルド員は「任せて下さいよ!」といい笑顔で言います。
スチュアート:うわー、頼りにならねぇ。
GM:まぁ、盗賊ギルドも領主も神殿も、余り役に立たない町ですね。商人が強いだけで。
スチュアート:マトモな貴族か王族を担いで、この国で王権を再興させるか…?
イニエスタ:コアミアに友好的な王権を?(笑)
スチュアート:すごい内政干渉だがな!

 とりあえず大道、サーイを片付けてから…という事ではある。
インピルターまでネザリルの支配下に入ると面倒そうだ。
そんな思案はまた今度。
次は大道でダンジョンアタックとデーモン退治の予定。
お楽しみに。
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